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2012/01/19

GENERALS : VACCINATION その2

もう一つ。

GENERALS - VACCINATION ; ailments after :
- prophylaxis

ワクチン接種;その後に発症:
- 予防

このサブルブリックの「予防」は、何を予防しているのか、わかりにくいですね。
一見、「予防のワクチンを接種したあとに発症」と深く考えずに読んでしまうと疑問を持たないかもしれないけれど…

それとも、
「Ailments from vaccination ワクチン接種による悪い影響を予防するためのレメディ」
という意味なのかしら。

RADAR(ver.10)を見たら、そう、この後の方の意味らしいです。
書籍版にはないのですが、次のように追加で書いてありました:

GENERALS - VACCINATION ; ailments after :
- prophylaxis (to prevent this condition)

ワクチン接種;その後に発症:
- 予防(この状態・症状を防ぐため)

GENERALS : VACCINATION その1

p. 2063

GENERALS - VACCINATION ; ailments after :
- smallpox ; for
- variola ; for

ワクチン接種;その後に発症:
- 天然痘の


このsmallpoxとvariolaのふたつのサブルブリック、どちらも天然痘を意味します。なぜこのように別けたのか、謎です。どなたかわかりましたら教えてくださいね。

ところで、MacRepertoryの中のComplete Repertory 2010でこれに対応するルブリックを探してみたら、smallpoxとvariola2つがひとつのルブリックに組合わさっていました:

GENERALITIES : VACCINATION
- after, ailments from
・small-pox, variola


でも、入っているレメディが、微妙に違うんですね。
Synthesis には
- Malandrinum, Thuja, Vaccininum, Variolinum
Complete 2010 には
- Malandrinum, Sarracenia purpurea, Thuja, Variolinum

Sarracenia purpurea (Sarr.) はSarraceniaceae、瓶子草科(へいしそう科)の食虫植物。
Vaccininum (Vac.) は種痘をポテンタイズしたノソード(ノゾ)。Vaccinotoxinumと書かれていることがありますが、同じものだそうです。

ThujaとSarracenia以外はノソードですね。

2012/01/18

GENERALS : TWITCHING

p. 2061

GENERALS - TWITCHING
- electricity, as from :
・motion; from

ピクつき、引きつり
- 電気からのような:
・動き、動作から

動くことで、まるで電流が走ったような攣縮が起こる、と訳したと思います。

ここに入っているレメディはColchicumひとつですね。出典はMargaret TylerのHomeopathic Drug Picturesという本。このマテリアメディカを調べるとこういう記述でした:

A curious symptom, touch and motion bring on a painful sensation in the body as of electric vibrations…
奇妙な症状、接触と動きが電気による振動のような痛い感覚を引き起こす…

Phatakのマテリアメディカにもこの記述が:

Shock as from electricity through one half of the body; < motion.
電気のようなショックが半身を走る;動きで悪化。

2012/01/13

GENERALS : SYCOSIS

Sycosisと淋病について

p. 2052
GENERALS - SYCOSIS

複雑な話で、しつこいようですが(笑)ハーネマンのマヤズムの概念を考える手がかりにもなると思うので、昨日の話を少しまとめて、捕捉させてくださいね。

Sycosisのことを[淋病マヤズム]と訳されているのをよく聞きますね。それは違う!と主張する現代のホメオパスが多くいます。Sycosisは、今で言うGonorrhea(淋病)とは直接なんの関係もない病気だと言われたりするのです。恐らくSycosis、およびGonorrheaという単語の歴史的な変遷がこの混乱の原因なのではないかな、と思います。

まず、SycosisとGonorrheaの語源ですが:
Syco ← sukon (=fig イチジク)+ osis (= 病気や病態を示す語尾)
Gono ← gonos (=種、生殖器)+ rrhea ← rhoia (=流出、排出)

ハーネマンは、「慢性病論」でSycosisのことを figwart disease とも呼んでいます。(fig = イチジク、wart = イボ)
イチジク状のコンジロームと、性器から排出される炎症性の分泌物を特徴とする病気、とハーネマンは説明しています。この文章で、その分泌物をgonorrheaと呼んでいますが、病名のGonorrhea (=淋病)を指しているのではなく、当時のgonorrheaの意味(すなわち性器からの排出物)として使用していたと思えるんですね。

ではSycosisはなに?ってことになりますが、「慢性病論」にあるSycosisの描写から、ヒト乳頭腫ウィルス(HPV)の感染による尖圭コンジロームで、そこに2型の単純ヘルペスも同時感染でみられることもある、と言われています。

…このような突出物は最初は性器に出現し、必ずではないが通常、尿道からのgonorrhea(分泌)を伴う。これは性交渉を通じて感染してから数日間から数週間後、ときには何週間も後になって現れる。稀に乾いたイボのように現れることもあるが、より多くの場合、それは軟らかい海綿状で、特有の悪臭のある液を分泌し (それはまるで甘いニシン漬けの漬汁のようである)、出血しやすく、鶏のとさか(肉阜)やカリフラワーのような形状である。男性では、亀頭や包皮の表面や下に出現するが、女性では外陰の周囲や外陰そのものに生じ、その後腫脹し、しばしば非常にたくさんの数で覆われることになる。
(雑な訳で許してくださいね。サミュエル・ハーネマン「慢性病論[サイコシス]」より)

となると、MedorrhinumにしてもSycosisのノソード(ノゾ)なんかじゃないってことになりますよね。ややこしくなってきました...
上のことを言葉通り受けとめると、信頼されている多くのホメオパスが間違っている、ということになってしまいますね。だって、ケントの「哲学講義」にも、クラークのマテリアメディカにも、サンカランにも、「Sycosis=淋病」として説かれていますから。

しかし、本当にSycosisと淋病は関係ないでしょうか。ホメオパシーは(西洋医学的)病名や診断を参考にしながらも、それに導かれるものではありませんので、あるいはこんな議論はどうでもよいのかも知れません。目の前の現象を見ればよいのですから。だけど、興味深い病の歴史ですし、性病に限らず、今日までの病の進化について考える面白いきっかけにもなるような気がします。それに、これをご紹介したかったのは、もし今後HPVのクライアントのケースに出会ったとき、このGENERALS - Sycosisのルブリックを参照できるなあ、というちゃんとした、実際的な理由もあって(笑)


全て英語ですが、以下のリンク参照:

http://similibus.org/chronicmiasms7

http://dialecticalohmeopathy.wordpress.com/2011/11/29/sycosis-is-it-miasm-of-gonorrhoea-or-human-papilloma-virus-or-a-mixed-miasm-that-confused-hahnemann/

http://www.otherhealth.com/homeopathy-list-discussion/7383-sycosis-common-gonorrhea-1-a.html

2012/01/12

GENERALS : TEARING OUT of something

p.2053

GENERALS - TEARING OUT of something ; sensation of
なにかから、ちぎって引っこ抜く感覚

直訳だとこんな感じ?
Tearingというのは一般的には(紙、布などを)やぶる、引き裂くことを意味します。たぶん、勢いよくちぎりとるように引っこ抜くのかな、と思います。

しかしここの "of something" [なにかから]って曖昧過ぎ。(笑)いったい何?と思いますよね?

レパートリーの他のところにも Tearing と out「勢いよくちぎる、裂く」と「抜く・外に向かって」の単語の組み合わせで探してみたら、関係ありそうなのがありました:
 
p. 721
TEETH : PAIN :
- jerking pain :
・torn out; as if :
 ︙nerves in teeth would be torn out; as if :
 ︙teeth would be torn out ; as if :

歯:痛み:
- ぐいっと引くような痛み:
・まるでちぎりとられるような:
 ︙まるで歯の神経が引きちぎって抜かれたような
 ︙まるで歯が引きちぎって抜かれたような

これなら分かりますね。この例なら、「なにかから」というのが「口・歯茎」などと考えられますね。同じような理解でよいのかなと思います。

ちなみにSynthesis 9.1 書籍版では、GENERALS - TEARING OUT と TEETH - PAIN - jerking pain 両方のルブリックに入っているレメディは8コもありますね。

2011/06/01

GENERALS : SPOTS

GENERALS : SPOTS
 - symptom occuring in

ジェネラル:点、ポイントで
 - 症状が特定の点/ポイント/箇所に起こる

さっきの解説ではかなりいい加減に「ここのポイント、あそこのポイント」とか、「あっちこっち」で、広範囲ではなく、点状とか、斑点のように… などと言ってしまいましたよね。
そこに突っ込みをいただきました。かんしゃ(笑)

N.U.さん:
最後の方なのですが、spots-symptom-occurring inはあっちこっちと小さな点で症状が起こるという事で、一カ所の点とは違うのでしょうか???

すごくいいご指摘ありがとうございます。

言葉だけみると、点が複数形 Spot + s になっているので、先程は「ここのポイント、あそこのポイント」「あっちこっち」と言ってしまいました。

ここにあるレメディを見ると、Kali-bi. (Kali bichromicum) なんかは、一カ所に小さく集中した片頭痛があったりしますね。他の症状や痛みも、点状に現れたりします。こちらは単数かもしれないし、複数かもしれない。(どちらの症状もSynopticに載っています。)
Kali-bi.は症状が「限定された範囲・点状に起こる」というのが特徴で、数は複数とか、あちこち、とは限らないようですね。

一方で、
PhatakのLac-c. (Lac caninum、メス犬の母乳)のマテリアメディカには、痛みが定まらない、症状の位置が定まらない、という記述があり、この場合なら「あっちこっち」って言ってもいいのかな、と。Lac-c.は、右側左側で交互に現れたり遊走する症状で有名です。

Spotは「点」という理解でいいと思うんですね。そこの点は周囲とは明らかに異なった状態で、曖昧だったり拡散してたり広範囲ではない症状なのでしょう。

GENERALS : Pain のルブリックにも Spotsというサブルブリックがありましたね。p. 2019。こちらともレメディが重なっています。

2011/05/19

GENERALS : PULSE

p. 2030 の

GENERALS : PULSE
- slow
・ rest agg.:
 ⋮ faster; and | exertion agg.; after

GENERALS:脈拍
- 遅い
・ 休息で悪化:
 ⋮ そして速い; | 頑張り・労作で悪化; その後

出典のMargaret Tylerの原文にはこんなことが書いてありました:

Pulse, in rest, below 60, after moving, about 120.
脈拍、休息時、60以下、動いた後、120程度。

休息時60BPM以下は徐脈、そしてがんばった後は120の速い脈になるという開きのことと考えてよいのかな。

2011/05/17

GENERALS : PRICKLING

p. 2025

GENERALS : PRICKLING
- Internally
・sides of the body were separated; as if

ジェネラル:ちくちく
- 内部で
・まるで身体の両側が分離したような

「内部にちくちく感があり、身体の両側が分離する」というくだりはどこにも見つけられませんでしたが、
 
Right side and left side feel completely different.
「右側と左側がまったく異なった感覚」

という記述がSchusterのプルービング記録にあります。

しかし「ちくちく」というのは、まだ謎ですね(笑)

2011/04/27

GENERALS : PAIN - pressing pain

p. 2003

GENERALS : Pain
- pressing pain:
 ・together

日本語として変なような気もしますが、
「押し合わせるような」
で、伝わりますか?

資料の中には「一緒に押されるような」という表現も見かけます。

どんなことなのか、実際にこのルブリックに入っているレメディを見ました。エレガントな翻訳ではないですが、コンテキストが伝わればと思います。


■ HempelのマテリアメディカにあるAconiteのケースから:

Sensation as if the sides of the larynx were pressed together. pressure and burning pains along the trachea, down to the pit of the stomach.
喉頭が両側から押し合わされたような感覚、気管に沿って胃の底に達する圧迫感と焼ける痛み。


■ T.F. AllenのEncyclopedia of Pure Materia MedicaのAgaricusより:

Shortly after the medicine, pain in the forehead, as if both sides of the head were pressed together.
薬の投与から間もなく、額に、まるで頭の両側が押し合わされているかのような痛み。


■ ハーネマンのChronic Diseases(慢性病論)のAluminaから:

The teeth pain severely while chewing, she does not dare to press them together (after 2d.)
咀嚼している間、歯はひどく痛み、決して噛み合わせようとしない。(2日後)


■ こちらもハーネマンのChronic Diseases(慢性病論)、今度はPlatina:

The head aches as if in a vise, with a dull pain.
頭がまるで万力に挟まれたかのように痛む。鈍い痛み。

Sensation of numbness in the sinciput, as if constricted, in a warm, crowded room; aggravated even to a severe dull burrowing, pressing the head together
人で混み合った部屋の中で、前頭部にまるで締め付けるような痺れ感;鈍い、激しい、掘るような、頭を押し合わせるような痛みへと悪化することさえある。

2011/03/08

GENERALS : MUCOUS SECRETIONS - flocculent

p. 1991

MUCOUS SECRETIONS(粘液分泌)

- flocculent 綿状

綿とか毛くず様の沈殿物が混ざった尿や帯下に関する記述がいろんなレメディのマテリアメディカにあがってきました。

例えば、Ambra griseaには灰色の粘液質の分泌物(痰や潰瘍からの排出物)があり、これが綿や毛くずが混入しているようなのかもしれません。

今朝医学辞典から読んだ部分です:

flocculent

綿状の(①綿または羊毛の毛に似ていること.尿のように灰白色または白色の粘膜の細片,綿毛体の粒子,その他の物質を含んでいる液体についていう.②細菌学において,多数の集落が液体培地の表面に浮遊しているか,あるいは底に緩く沈殿している液体培養をいう).

2011/03/07

GENERALS : MOTION

p. 1990 の

MOTION
- wrong
・amel

動き、動作
- 誤った
・好転

ここにあがっているレメディAmmonium muriaticumについてですが、筋、腱の問題や慢性的な捻挫、膝腱短縮などがあるようですね。

銀色のシノプティックにもありますが、モダリティでこのルブリックの意味が何となく分かります。悪化:直立して歩く。好転:屈んで歩くこと。

2011/03/03

GENERALS : LOOKING

もうひとつ!

昨日 (3/2) の最後のルブリック
LOOKING:
-plane; over a large | agg.:

視る、大きな平面を見渡して悪化

関係しそうな事柄として、ここにあるSepia。Kentのレパートリーによると水平的なhemianopia片側視野欠損の症状があるそうです。Boenninghausenによると物の形、大きさ、位置関係や遠近感を錯覚するそうです。

GENERALS : LYING

p. 1985 Lying :

● knee elbow position
膝肘位(しつちゅうい):肘と膝をついたうつぶせの姿勢

● knees and chest; on 
[ルブリックの読み方は"Lying on knees and chest (ameliorates)"]
胸膝位(きょうしつい):膝と胸の上部をついたうつぶせの姿勢。

ステッドマンの英和医学辞典には膝胸位(しつきょうい)となってます:
knee-chest position
膝胸位(婦人科の検査または直腸検査のためにとられる,膝と胸の上部をついたうつぶせの姿勢).=genupectoral position


ちなみに SLEEP チャプターにこういうルブリックもあって、Sepia がどっちにも入ってます:

SLEEP - POSITION
- knees:
chest position; knee

睡眠 - 姿勢
- 膝:
胸位;膝 

● knees, body bent backward; on
["Lying on knees (with) body bent backward"]
直訳すると、「膝を下にして、身体を後に曲げた姿勢」となります。
身体を後に曲げるというのは、背中を後に反るような姿勢でしょうか。

Knerr、Heringなどのマテリアメディカを見ましたが、この表現のまま載っていて、患者はAngina pectoris(狭心症)においてこの姿勢をとる、ということでした。他にこの姿勢がどんなものかを描写するような説明は特になかったんですね。

ここに出ているのは Nux vomica 一つですよね。やはり痙攣的なレメディでいろんな体位にひねったりねじったりすると思うので、ちょっと捻れの入った姿勢かなと私は想像するんですが、どうでしょう。

2011/03/01

GENERALS : LEAF

p. 1981

さきほど「?」と思ったルブリック。

GENERALS - LEAF, valve, skin; sensation of a :
葉、弁、皮/膜のある感覚:

ここに2点であがっているSpongiaを見てみました。出典がptk1、これはファタックのレパートリーですが、ファタックのマテリアメディカにも記述がありました。

Respiratory : Suffocation, as from a plug, valve or leaf in larynx;
呼吸器系:窒息、喉頭に栓や弁または葉があるような;

ということです。ここには Skin 膜という言葉は出てきてませんが、喉ということで何を表現したいのか、なんとなくわかりますね。

2011/02/24

GENERALS : INJURIES

もう2つ。今日、イマイチ意味のわからなかったルブリックの出典を参照してみました。どっちもBoerickeのマテリアメディカが元となっているみたいです。

p. 1976

INJURIES - Operation
- ailments from
⋮ deeper tissues and after major surgical work; to

ここに載っているレメディ、Bellis perennisについて「大手術後、深層組織への損傷に使う最初のレメディ」と書いてありました。

INJURIES - Operation
- prophylaxis | rectal operations:

直腸の手術で予防的に使う、というふうに伝えたと思いますが、、、

ここに載ってるレメディCollinsoniaコリンソニアは北米のシソ科の植物で、和名は見つかりません。粘膜、直腸、泌尿器や神経系に作用したりハーブとして利尿剤や便秘薬として使われていたみたい。Boerickeは「直腸の疾患で手術前に使用すると非常に有用である。」と書いてます。

GENERALS : INDURATIONS

p. 1972

GENERALS - INDURATIONS
- Cellular tissue

Cellularを辞書で引くと「細胞の」となっているのでCellular tissueを直訳的に「細胞組織」とお伝えしましたが、言いながら変だなと思っていたんです。

◎ これは、同ページのちょうど右側のcellulitisにも関係します。

銀色のシノプティック・マテリアメディカのApisにも、[AFFINITY]の部分にCellular tissueという言葉で出てます。[学校]で使っている「××200」やシノプティックの日本語版にも誤訳の「細胞組織」で載ってて、後で出た訂正表にちゃんと載っていました。

Cellular tissueは昔は蜂巣組織とか蜂窩組織と呼ばれていたらしいです。今はAreolar tissue疎性(結合)組織という言葉になっていて、

そしてCellulitisは蜂巣炎とか蜂窩織炎というようです。ステッドマンにはこう書いてありました:

[cellulitis]
蜂巣炎,フレグモーネ,小胞炎(皮下の疎性結合組織(以前は蜂巣組織cellular tissueとよばれていた)の炎症).

この皮下組織の構造は緩くて見た目が蜂の巣のようなんだって。

2011/02/21

GENERALS : HEAT

p.1965

GENERALS - HEAT
- Flushes of
  ・ warm water; as if :
⋮ dashed over one:
: idea occurs vividly; when

大まかな日本語訳として

- 火照り
  ・ まるで温かい水が〜
⋮ 勢いよくかけられたかのような
: 考えが鮮明に浮かんだとき

そこに出てるPhosphorusのマテリアメディカをちょっと探ってみたら、ハーネマンの「慢性病」にありました:

「何らかの考え(アイディア)を鮮明に捉えたとき、まるで熱いお湯をかけられたかのような熱感に襲われる。」

(When she grasps an idea very vividly, she is seized with a heat, as if hot water were poured over her.)

「何らかの考え」ってなんだろうと思って他の著者をみたら、

J.H.クラーク:
「どんな鮮明な印象を受けても、まるで…」

T.F.アレン:
「真剣に何か考え事をしたとき、まるで…」

という描写がありました。

従って「考え・アイディア」が「お湯をかけられること」について、ではなさそうですよね。(笑)

こういうのって、理解することが重要なのか、どうでもいいのか、どうなんだろ。わからない(笑)

2011/02/14

雑談 : レメディ Arizona lava (または Flagstaff lava)

GENERALS : FOOD AND DRINKS内の多くのルブリックに登場する見慣れないレメディで Arizon-l.というのがありました。特に次のルブリックでは、いわゆるSingle Symptom Remedy(ルブリックにそのレメディひとつだけある場合)となっています。

FOOD and DRINKS
- nursery foods
・desire

何だろう?このレメディ、と思って MacRepertory/ReferenceWorksで調べても見つけられませんでした。そこで出典元を調べると、Misha NorlandのSchool of Homeopathyで数年前にプルービングしたものらしく、どうも一つのレメディで呼び名が2つあるよう。

Arizona lava  (Arizon-l.)
Flagstaff lava  (Flag-l.)

Lavaは溶岩。アイスランドの火山からのHecla lavaもありますよね。Arizonaはアメリカ合衆国南西にある州(南カリフォルニアの右)で、グランドキャニオン国立公園など、すごい絶景の広がる壮大な砂漠地帯がある。太古の地形や地質が残っていて、きっとこの溶岩も相当大昔のものだろうと思う。Flagstaff という名はこのレメディのもととなった溶岩が見つかったアリゾナ州の町の名前、ということでした。

ちなみにMacRepertoryではFlagstaff lavaとして載っています。どっちかに揃えた方がいいんじゃない?他にもこういう例、あるのかな。

2011/02/03

GENERALS : FAINTNESS

2/3/11 9:22 AM
もうひとつ、

Faintness - standing - agg. - prolapse of uterus, from (p. 1936)

直訳は「失神−立つ−悪化−子宮脱、から」ですね。

私、ひとりで勝手に混乱したかもしれませんが、今朝読みながら、「from / から」がどこにかかっているのか分からなくなってしまいました。

「*立つこと*から子宮脱が起こる」
「*子宮脱*から(子宮脱の関係で)立っていると失神」

どっちだろう、って思ってました。

ヘーリングのGuiding Symptomsには、既存の状態として子宮脱やBearing down pains(下方へ押し下げるような痛み)があって、その状態で立っていて失神する/しそうになる、と書いてありました。

なので、後者の方ですね。

細かいことばかりうだうだと、スンマセン。

GENERALS : FALLING

Falling - sensation of - away (p.1937)

語順的にはSensation of falling away;直訳的には「落ちて離れる感覚」ですが、

そこにあがっているBar-c.の出典のボゥニングハウゼンを探してみても、この手の記述はなく、どういうことなのかやっぱり分からないですね。

ボゥニングハウゼンほか、ハーネマン、ケント、ヘーリングなどの記述の中に「落ちる」という言葉があったのは

「脳みそがゆるんで額の方に落ちていく感覚
「横たわると腸が腹部で反対側に落ちる感覚」
「髪の毛が抜け落ちる」
「目眩で倒れたり、倒れそうになる」

というものでした。さて、どう考えたらいいんでしょ。

シンセシスの編集上の問題かな。
2/3/11 8:13 AM
Sensation of、〜の感覚、は主観的ですよね。客観的に観察できる後の2つはこのルブリックには該当しないでしょう。最初の2つが「元にあるべき場所から離れ落ちる感覚」という理解で良いのかな、って、朝食のドーナツを食べながらぼ〜っと考えてました。