Synthesis 9.1書籍版 ページ下の記号解
左側のページにはこんな記号解がありますね。本文の中で使われている記号の説明です。
▽ extensions | ○ localizations | ● Künzli dot | ↓ remedy copied from similar subrubric
▽ extensions
症状が〜に達する/〜へ延びる/〜へ拡がる「どこそこへ」
○ localizations
症状が起こる位置、部位、器官、組織や系。「どこ」
● Künzli dot
「クンツリ・ドット」
ヨスト・クンツリ・フォン・フィンメルスベルグはスイス人の医師ホメオパスでした (1915〜1992)。ケントのレパートリーの基本構造と内容をベースにして、それまで統合されていなかった(抜けていた)H.C.アレン、T.F.アレン、ボリキ(ベリケ)、ボジェー、ボゥニングハウゼン、バーネット、クラーク、ゲルンズィ、ヘリング、クネール、ナッシュ、プルフォード、そしてケントとハーネマンのマテリアメディカの内容を丁寧に追加・統合してレパートリーを再編集。その結果が Kent's Repertorium Generale ですね。また、長年の臨床で繰り返し確認してきた症状やレメディに、この「ヨスト・クンツリの点」をつけたんです。これがついているルブリックやレメディは信頼性が高いとされています。
あ、ちなみにこの Künzli dot を、もう一方の、もっと小さな黒点と混同しないようにご注意ください。まったく別の意味を持っているんです。この次の、右側のページの記号解についての投稿を参照くださいね。
↓ remedy copied from similar subrubric 類似するサブルブリックから転写
もともとは、ヘッドルブリックの方には入っていなかったけれど、その下のサブルブリックだけに入っていたレメディを、昇格させてヘッドルブリックにも加えたことを示しています。このレメディはそのサブルブリックの狭義での適用よりもっと広い、全般的・全身的な働きが期待できるのではないか、という考えがここにはあります。
2010〜2014 Synthesis Repertory 9.1 をより深く理解する目的でこの大冊をあえて「読む」勉強会をしていました。当ブログでは主に勉強会の補足やルブリックに関する追加の解説を載せています。
2023 年からハーネマンアカデミー・オブ・ホメオパシーの授業の一環として再開しました。ホメオパシーの学習者でしたらどなたも受講できます。コメント欄よりご連絡ください。
2012/01/23
2012/01/19
GENERALS : VACCINATION その2
もう一つ。
GENERALS - VACCINATION ; ailments after :
- prophylaxis
ワクチン接種;その後に発症:
- 予防
このサブルブリックの「予防」は、何を予防しているのか、わかりにくいですね。
一見、「予防のワクチンを接種したあとに発症」と深く考えずに読んでしまうと疑問を持たないかもしれないけれど…
それとも、
「Ailments from vaccination ワクチン接種による悪い影響を予防するためのレメディ」
という意味なのかしら。
RADAR(ver.10)を見たら、そう、この後の方の意味らしいです。
書籍版にはないのですが、次のように追加で書いてありました:
GENERALS - VACCINATION ; ailments after :
- prophylaxis (to prevent this condition)
ワクチン接種;その後に発症:
- 予防(この状態・症状を防ぐため)
GENERALS - VACCINATION ; ailments after :
- prophylaxis
ワクチン接種;その後に発症:
- 予防
このサブルブリックの「予防」は、何を予防しているのか、わかりにくいですね。
一見、「予防のワクチンを接種したあとに発症」と深く考えずに読んでしまうと疑問を持たないかもしれないけれど…
それとも、
「Ailments from vaccination ワクチン接種による悪い影響を予防するためのレメディ」
という意味なのかしら。
RADAR(ver.10)を見たら、そう、この後の方の意味らしいです。
書籍版にはないのですが、次のように追加で書いてありました:
GENERALS - VACCINATION ; ailments after :
- prophylaxis (to prevent this condition)
ワクチン接種;その後に発症:
- 予防(この状態・症状を防ぐため)
GENERALS : VACCINATION その1
p. 2063
GENERALS - VACCINATION ; ailments after :
- smallpox ; for
- variola ; for
ワクチン接種;その後に発症:
- 天然痘の
このsmallpoxとvariolaのふたつのサブルブリック、どちらも天然痘を意味します。なぜこのように別けたのか、謎です。どなたかわかりましたら教えてくださいね。
ところで、MacRepertoryの中のComplete Repertory 2010でこれに対応するルブリックを探してみたら、smallpoxとvariola2つがひとつのルブリックに組合わさっていました:
GENERALITIES : VACCINATION
- after, ailments from
・small-pox, variola
でも、入っているレメディが、微妙に違うんですね。
Synthesis には
- Malandrinum, Thuja, Vaccininum, Variolinum
Complete 2010 には
- Malandrinum, Sarracenia purpurea, Thuja, Variolinum
Sarracenia purpurea (Sarr.) はSarraceniaceae、瓶子草科(へいしそう科)の食虫植物。
Vaccininum (Vac.) は種痘をポテンタイズしたノソード(ノゾ)。Vaccinotoxinumと書かれていることがありますが、同じものだそうです。
ThujaとSarracenia以外はノソードですね。
GENERALS - VACCINATION ; ailments after :
- smallpox ; for
- variola ; for
ワクチン接種;その後に発症:
- 天然痘の
このsmallpoxとvariolaのふたつのサブルブリック、どちらも天然痘を意味します。なぜこのように別けたのか、謎です。どなたかわかりましたら教えてくださいね。
ところで、MacRepertoryの中のComplete Repertory 2010でこれに対応するルブリックを探してみたら、smallpoxとvariola2つがひとつのルブリックに組合わさっていました:
GENERALITIES : VACCINATION
- after, ailments from
・small-pox, variola
でも、入っているレメディが、微妙に違うんですね。
Synthesis には
- Malandrinum, Thuja, Vaccininum, Variolinum
Complete 2010 には
- Malandrinum, Sarracenia purpurea, Thuja, Variolinum
Sarracenia purpurea (Sarr.) はSarraceniaceae、瓶子草科(へいしそう科)の食虫植物。
Vaccininum (Vac.) は種痘をポテンタイズしたノソード(ノゾ)。Vaccinotoxinumと書かれていることがありますが、同じものだそうです。
ThujaとSarracenia以外はノソードですね。
2012/01/18
GENERALS : TWITCHING
p. 2061
GENERALS - TWITCHING
- electricity, as from :
・motion; from
ピクつき、引きつり
- 電気からのような:
・動き、動作から
動くことで、まるで電流が走ったような攣縮が起こる、と訳したと思います。
ここに入っているレメディはColchicumひとつですね。出典はMargaret TylerのHomeopathic Drug Picturesという本。このマテリアメディカを調べるとこういう記述でした:
A curious symptom, touch and motion bring on a painful sensation in the body as of electric vibrations…
奇妙な症状、接触と動きが電気による振動のような痛い感覚を引き起こす…
Phatakのマテリアメディカにもこの記述が:
Shock as from electricity through one half of the body; < motion.
電気のようなショックが半身を走る;動きで悪化。
GENERALS - TWITCHING
- electricity, as from :
・motion; from
ピクつき、引きつり
- 電気からのような:
・動き、動作から
動くことで、まるで電流が走ったような攣縮が起こる、と訳したと思います。
ここに入っているレメディはColchicumひとつですね。出典はMargaret TylerのHomeopathic Drug Picturesという本。このマテリアメディカを調べるとこういう記述でした:
A curious symptom, touch and motion bring on a painful sensation in the body as of electric vibrations…
奇妙な症状、接触と動きが電気による振動のような痛い感覚を引き起こす…
Phatakのマテリアメディカにもこの記述が:
Shock as from electricity through one half of the body; < motion.
電気のようなショックが半身を走る;動きで悪化。
2012/01/13
GENERALS : SYCOSIS
Sycosisと淋病について
p. 2052
GENERALS - SYCOSIS
複雑な話で、しつこいようですが(笑)ハーネマンのマヤズムの概念を考える手がかりにもなると思うので、昨日の話を少しまとめて、捕捉させてくださいね。
Sycosisのことを[淋病マヤズム]と訳されているのをよく聞きますね。それは違う!と主張する現代のホメオパスが多くいます。Sycosisは、今で言うGonorrhea(淋病)とは直接なんの関係もない病気だと言われたりするのです。恐らくSycosis、およびGonorrheaという単語の歴史的な変遷がこの混乱の原因なのではないかな、と思います。
まず、SycosisとGonorrheaの語源ですが:
Syco ← sukon (=fig イチジク)+ osis (= 病気や病態を示す語尾)
Gono ← gonos (=種、生殖器)+ rrhea ← rhoia (=流出、排出)
ハーネマンは、「慢性病論」でSycosisのことを figwart disease とも呼んでいます。(fig = イチジク、wart = イボ)
イチジク状のコンジロームと、性器から排出される炎症性の分泌物を特徴とする病気、とハーネマンは説明しています。この文章で、その分泌物をgonorrheaと呼んでいますが、病名のGonorrhea (=淋病)を指しているのではなく、当時のgonorrheaの意味(すなわち性器からの排出物)として使用していたと思えるんですね。
ではSycosisはなに?ってことになりますが、「慢性病論」にあるSycosisの描写から、ヒト乳頭腫ウィルス(HPV)の感染による尖圭コンジロームで、そこに2型の単純ヘルペスも同時感染でみられることもある、と言われています。
…このような突出物は最初は性器に出現し、必ずではないが通常、尿道からのgonorrhea(分泌)を伴う。これは性交渉を通じて感染してから数日間から数週間後、ときには何週間も後になって現れる。稀に乾いたイボのように現れることもあるが、より多くの場合、それは軟らかい海綿状で、特有の悪臭のある液を分泌し (それはまるで甘いニシン漬けの漬汁のようである)、出血しやすく、鶏のとさか(肉阜)やカリフラワーのような形状である。男性では、亀頭や包皮の表面や下に出現するが、女性では外陰の周囲や外陰そのものに生じ、その後腫脹し、しばしば非常にたくさんの数で覆われることになる。
(雑な訳で許してくださいね。サミュエル・ハーネマン「慢性病論[サイコシス]」より)
となると、MedorrhinumにしてもSycosisのノソード(ノゾ)なんかじゃないってことになりますよね。ややこしくなってきました...
上のことを言葉通り受けとめると、信頼されている多くのホメオパスが間違っている、ということになってしまいますね。だって、ケントの「哲学講義」にも、クラークのマテリアメディカにも、サンカランにも、「Sycosis=淋病」として説かれていますから。
しかし、本当にSycosisと淋病は関係ないでしょうか。ホメオパシーは(西洋医学的)病名や診断を参考にしながらも、それに導かれるものではありませんので、あるいはこんな議論はどうでもよいのかも知れません。目の前の現象を見ればよいのですから。だけど、興味深い病の歴史ですし、性病に限らず、今日までの病の進化について考える面白いきっかけにもなるような気がします。それに、これをご紹介したかったのは、もし今後HPVのクライアントのケースに出会ったとき、このGENERALS - Sycosisのルブリックを参照できるなあ、というちゃんとした、実際的な理由もあって(笑)
全て英語ですが、以下のリンク参照:
http://similibus.org/chronicmiasms7
http://dialecticalohmeopathy.wordpress.com/2011/11/29/sycosis-is-it-miasm-of-gonorrhoea-or-human-papilloma-virus-or-a-mixed-miasm-that-confused-hahnemann/
http://www.otherhealth.com/homeopathy-list-discussion/7383-sycosis-common-gonorrhea-1-a.html
p. 2052
GENERALS - SYCOSIS
複雑な話で、しつこいようですが(笑)ハーネマンのマヤズムの概念を考える手がかりにもなると思うので、昨日の話を少しまとめて、捕捉させてくださいね。
Sycosisのことを[淋病マヤズム]と訳されているのをよく聞きますね。それは違う!と主張する現代のホメオパスが多くいます。Sycosisは、今で言うGonorrhea(淋病)とは直接なんの関係もない病気だと言われたりするのです。恐らくSycosis、およびGonorrheaという単語の歴史的な変遷がこの混乱の原因なのではないかな、と思います。
まず、SycosisとGonorrheaの語源ですが:
Syco ← sukon (=fig イチジク)+ osis (= 病気や病態を示す語尾)
Gono ← gonos (=種、生殖器)+ rrhea ← rhoia (=流出、排出)
ハーネマンは、「慢性病論」でSycosisのことを figwart disease とも呼んでいます。(fig = イチジク、wart = イボ)
イチジク状のコンジロームと、性器から排出される炎症性の分泌物を特徴とする病気、とハーネマンは説明しています。この文章で、その分泌物をgonorrheaと呼んでいますが、病名のGonorrhea (=淋病)を指しているのではなく、当時のgonorrheaの意味(すなわち性器からの排出物)として使用していたと思えるんですね。
ではSycosisはなに?ってことになりますが、「慢性病論」にあるSycosisの描写から、ヒト乳頭腫ウィルス(HPV)の感染による尖圭コンジロームで、そこに2型の単純ヘルペスも同時感染でみられることもある、と言われています。
…このような突出物は最初は性器に出現し、必ずではないが通常、尿道からのgonorrhea(分泌)を伴う。これは性交渉を通じて感染してから数日間から数週間後、ときには何週間も後になって現れる。稀に乾いたイボのように現れることもあるが、より多くの場合、それは軟らかい海綿状で、特有の悪臭のある液を分泌し (それはまるで甘いニシン漬けの漬汁のようである)、出血しやすく、鶏のとさか(肉阜)やカリフラワーのような形状である。男性では、亀頭や包皮の表面や下に出現するが、女性では外陰の周囲や外陰そのものに生じ、その後腫脹し、しばしば非常にたくさんの数で覆われることになる。
(雑な訳で許してくださいね。サミュエル・ハーネマン「慢性病論[サイコシス]」より)
となると、MedorrhinumにしてもSycosisのノソード(ノゾ)なんかじゃないってことになりますよね。ややこしくなってきました...
上のことを言葉通り受けとめると、信頼されている多くのホメオパスが間違っている、ということになってしまいますね。だって、ケントの「哲学講義」にも、クラークのマテリアメディカにも、サンカランにも、「Sycosis=淋病」として説かれていますから。
しかし、本当にSycosisと淋病は関係ないでしょうか。ホメオパシーは(西洋医学的)病名や診断を参考にしながらも、それに導かれるものではありませんので、あるいはこんな議論はどうでもよいのかも知れません。目の前の現象を見ればよいのですから。だけど、興味深い病の歴史ですし、性病に限らず、今日までの病の進化について考える面白いきっかけにもなるような気がします。それに、これをご紹介したかったのは、もし今後HPVのクライアントのケースに出会ったとき、このGENERALS - Sycosisのルブリックを参照できるなあ、というちゃんとした、実際的な理由もあって(笑)
全て英語ですが、以下のリンク参照:
http://similibus.org/chronicmiasms7
http://dialecticalohmeopathy.wordpress.com/2011/11/29/sycosis-is-it-miasm-of-gonorrhoea-or-human-papilloma-virus-or-a-mixed-miasm-that-confused-hahnemann/
http://www.otherhealth.com/homeopathy-list-discussion/7383-sycosis-common-gonorrhea-1-a.html
2012/01/12
GENERALS : TEARING OUT of something
p.2053
GENERALS - TEARING OUT of something ; sensation of
なにかから、ちぎって引っこ抜く感覚
直訳だとこんな感じ?
Tearingというのは一般的には(紙、布などを)やぶる、引き裂くことを意味します。たぶん、勢いよくちぎりとるように引っこ抜くのかな、と思います。
しかしここの "of something" [なにかから]って曖昧過ぎ。(笑)いったい何?と思いますよね?
レパートリーの他のところにも Tearing と out「勢いよくちぎる、裂く」と「抜く・外に向かって」の単語の組み合わせで探してみたら、関係ありそうなのがありました:
p. 721
TEETH : PAIN :
- jerking pain :
・torn out; as if :
︙nerves in teeth would be torn out; as if :
︙teeth would be torn out ; as if :
歯:痛み:
- ぐいっと引くような痛み:
・まるでちぎりとられるような:
︙まるで歯の神経が引きちぎって抜かれたような
︙まるで歯が引きちぎって抜かれたような
これなら分かりますね。この例なら、「なにかから」というのが「口・歯茎」などと考えられますね。同じような理解でよいのかなと思います。
ちなみにSynthesis 9.1 書籍版では、GENERALS - TEARING OUT と TEETH - PAIN - jerking pain 両方のルブリックに入っているレメディは8コもありますね。
GENERALS - TEARING OUT of something ; sensation of
なにかから、ちぎって引っこ抜く感覚
直訳だとこんな感じ?
Tearingというのは一般的には(紙、布などを)やぶる、引き裂くことを意味します。たぶん、勢いよくちぎりとるように引っこ抜くのかな、と思います。
しかしここの "of something" [なにかから]って曖昧過ぎ。(笑)いったい何?と思いますよね?
レパートリーの他のところにも Tearing と out「勢いよくちぎる、裂く」と「抜く・外に向かって」の単語の組み合わせで探してみたら、関係ありそうなのがありました:
p. 721
TEETH : PAIN :
- jerking pain :
・torn out; as if :
︙nerves in teeth would be torn out; as if :
︙teeth would be torn out ; as if :
歯:痛み:
- ぐいっと引くような痛み:
・まるでちぎりとられるような:
︙まるで歯の神経が引きちぎって抜かれたような
︙まるで歯が引きちぎって抜かれたような
これなら分かりますね。この例なら、「なにかから」というのが「口・歯茎」などと考えられますね。同じような理解でよいのかなと思います。
ちなみにSynthesis 9.1 書籍版では、GENERALS - TEARING OUT と TEETH - PAIN - jerking pain 両方のルブリックに入っているレメディは8コもありますね。
2011/06/01
GENERALS : SPOTS
GENERALS : SPOTS
- symptom occuring in
ジェネラル:点、ポイントで
- 症状が特定の点/ポイント/箇所に起こる
さっきの解説ではかなりいい加減に「ここのポイント、あそこのポイント」とか、「あっちこっち」で、広範囲ではなく、点状とか、斑点のように… などと言ってしまいましたよね。
そこに突っ込みをいただきました。かんしゃ(笑)
N.U.さん:
最後の方なのですが、spots-symptom-occurring inはあっちこっちと小さな点で症状が起こるという事で、一カ所の点とは違うのでしょうか???
すごくいいご指摘ありがとうございます。
言葉だけみると、点が複数形 Spot + s になっているので、先程は「ここのポイント、あそこのポイント」「あっちこっち」と言ってしまいました。
ここにあるレメディを見ると、Kali-bi. (Kali bichromicum) なんかは、一カ所に小さく集中した片頭痛があったりしますね。他の症状や痛みも、点状に現れたりします。こちらは単数かもしれないし、複数かもしれない。(どちらの症状もSynopticに載っています。)
Kali-bi.は症状が「限定された範囲・点状に起こる」というのが特徴で、数は複数とか、あちこち、とは限らないようですね。
一方で、
PhatakのLac-c. (Lac caninum、メス犬の母乳)のマテリアメディカには、痛みが定まらない、症状の位置が定まらない、という記述があり、この場合なら「あっちこっち」って言ってもいいのかな、と。Lac-c.は、右側左側で交互に現れたり遊走する症状で有名です。
Spotは「点」という理解でいいと思うんですね。そこの点は周囲とは明らかに異なった状態で、曖昧だったり拡散してたり広範囲ではない症状なのでしょう。
GENERALS : Pain のルブリックにも Spotsというサブルブリックがありましたね。p. 2019。こちらともレメディが重なっています。
- symptom occuring in
ジェネラル:点、ポイントで
- 症状が特定の点/ポイント/箇所に起こる
さっきの解説ではかなりいい加減に「ここのポイント、あそこのポイント」とか、「あっちこっち」で、広範囲ではなく、点状とか、斑点のように… などと言ってしまいましたよね。
そこに突っ込みをいただきました。かんしゃ(笑)
N.U.さん:
最後の方なのですが、spots-symptom-occurring inはあっちこっちと小さな点で症状が起こるという事で、一カ所の点とは違うのでしょうか???
すごくいいご指摘ありがとうございます。
言葉だけみると、点が複数形 Spot + s になっているので、先程は「ここのポイント、あそこのポイント」「あっちこっち」と言ってしまいました。
ここにあるレメディを見ると、Kali-bi. (Kali bichromicum) なんかは、一カ所に小さく集中した片頭痛があったりしますね。他の症状や痛みも、点状に現れたりします。こちらは単数かもしれないし、複数かもしれない。(どちらの症状もSynopticに載っています。)
Kali-bi.は症状が「限定された範囲・点状に起こる」というのが特徴で、数は複数とか、あちこち、とは限らないようですね。
一方で、
PhatakのLac-c. (Lac caninum、メス犬の母乳)のマテリアメディカには、痛みが定まらない、症状の位置が定まらない、という記述があり、この場合なら「あっちこっち」って言ってもいいのかな、と。Lac-c.は、右側左側で交互に現れたり遊走する症状で有名です。
Spotは「点」という理解でいいと思うんですね。そこの点は周囲とは明らかに異なった状態で、曖昧だったり拡散してたり広範囲ではない症状なのでしょう。
GENERALS : Pain のルブリックにも Spotsというサブルブリックがありましたね。p. 2019。こちらともレメディが重なっています。
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