p. 86
MIND - DELUSIONS
- something else:
・chest;something else comes from above which is pressing the:
- 別の物
・胸部;何か別の物が上からきて押さえつけている:
Sepiaが1点で入っていますね。
先ほどはAllenのEncyclopediaに載っている文章を紹介しましたが、このルブリックの元の出処はハーネマンの『慢性病論』第2部のSepiaのマテリアメディカ、1529番目の段落でした。(ひとつひとつの症状に番号がふってあります。)Samuel Hahnemann, The Chronic Diseases, Homeopathic Book Publishers版 p.1392。
Anxious dream, at night, as if he was being chased, and had to run backward,
夜、まるで追われて、後ろ向きに走らなければならないような、不安な夢を見る。
(この部分は月曜日に見たルブリック p. 83 MIND - DELUSIONS - run - backward になってますね。)
…when awakened, he imagined, that something which oppressed his chest was coming down upon him from above,
目が覚めると、彼は何かが自分の上に降りてきて胸を圧迫していると想像、
…then crawling and stitches in the chest.
次に這う(むずむずする)ような、縫うような感覚があった。
・・・というわけで、この症状は「上から*何かが*降りてきて胸を圧迫/押さえつけていることが分かりますね。「else 別の物」は元の記述にないし、この症状の様子をわかり難くしているんじゃないでしょうか。
また、見出しのキーワードが「something else」ですが、この症状を調べようと思った人は「何か(他の物)が」などで引きませんよね。鍵となっているのはむしろ「上から降りてきて胸を圧迫する」感覚でしょう。この症状は「above; coming down from」とか「chest; oppressing the」というルブリックにした方が見つけやすいのではないかなあ、と思ってしまいます。いかがでしょうか?
ただし、ここの次のサブルブリックは「something else(何か別の物)」という点が重要ですね:
- something else
・objects appear as if something else
- 別の物
・物が、まるで別の物に見える
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