2012/06/14

MIND - DELUSIONS - repulsive fantastic

p.83


MIND - Delusions
-repulsive fantastic

わかりにくいルブリックですね。

Repulsiveは現代では結構強い言葉として「嫌悪を誘うような」「ぞっとするような」という意味で使われることが多いですね。ただ、もとは「跳ね返す」という意味を持っているので注意した方がよさそうです。

このルブリックに入っているレメディは9.1では2つ:Fl-ac.とMaias-l.ですね。

このルブリックを理解するためにまず、Allen's Encyclopedia の Fluoricum acidum を見てみました。
こんな記述になっています:

Disposition when alone to repulsive fantastic imagination, especially in regard to people with whom he is connected, for example, that he must get rid of all servants, children must go out of the house, a betrothal must be broken off, a marriage must be dissolved, etc. Indifference.

独りでいるとき、特に自分に関係のある人を拒絶してしまう根拠の無い・馬鹿げた (fantastic) デリュージョンへの傾向、例えば使用人を皆解雇しなければならない、子供を家から追い出さなければならない、婚約は破談にしなければならない、結婚を解消しなければならない、など。無関心。


Fl-ac.には自身の家族への無関心や、精神錯乱的な嫌悪感が見られることさえあるようですね。

そんな訳で、辞書を引いただけではなかなか意味の読み取れないルブリックですが、

- repulsive fantastic
- 不合理な拒絶的[デリュージョン]

というのが一番意味が伝わるかな、と思います。

ところが、Maiasaura lapideaの場合(Nancy Herrickのプルービングは手元にないのですが)現代のプルービングでもあるため、repulsiveの意味は「嫌悪を誘うような」「ぞっとするような」でよさそうです。MirilliのThematic Materia Medica によればLoathing(嫌悪)というテーマの中にこのルブリックが入っています。

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