2012/02/28

MIND : ANXIETY - shivering, shuddering その2

〜まとめたように言っといて(笑)
もう少し突っ込んで考えてみました。ここから先は余談です。

シンセシスではどうして、わざわざ、この不自然な「最中」という表現になっているのだろう。これも何かワケがありそうな気がして。前の投稿に書いたように、何かの「最中」である時は、他の時と異なる、特徴的な状況や状態にあるということでしたね。

話があちこち飛んでしまいますが、さっき、shiver という単語の使用例として「寒さで身震いする」って挙げましたね。寒さで身震いする状況って、例えば熱を出した時の悪寒を思い浮かべますよね。

Complete Repertoryで「Anxiety - shivering, with」を引くと「Anxiety - shuddering, with」を見よ、と出ていて、「Anxiety - shuddering, with」を引くと、そこには「Anxiety - chill : during」もついでにクロスレファレンスとして見たら?って出ているんです。

Chill は、「寒気・悪寒」ですね。昔、この言葉は具体的に、発熱が進行していく3つの期のうちの、悪寒期を指していたのです。他に発熱期と発汗期がありますね。このため、レパートリーにはCHILL・FEVER・PERSPIRATIONという3つのチャプターがセットとしてまとめられているのですね。

言われた通りに、次はクロスレファレンス先の「Anxiety - chill - during 悪寒の最中の不安」を調べると(このルブリックはSynthesisとCompleteどちらにもあります)、そこには Completeの「Anxiety - shuddering, with」に入っているレメディたちや、Synthesis 9.1の「Anxiety - shivering; during 」「Anxiety - shuddering, with」2つのルブリックのレメディたちが、ほぼ全て入っていました。そういえば、悪寒で震える時、ガクガクだったり、ブルブルだったりしますよね。

〜レパートライズをするときは、実際の症状に最も近いルブリックを探すようにしますよね。
けれど、時には、見つけた最も近いルブリックはとても小さくて、あまり役に立たなかったりします。そこで他にも似ているルブリックスを探して、近いルブリックスを複数組み合わせてレパートライズをします。

レパートリーは常に進化の途上にあるものだから、不完全なツールです。レパートライズには想像力を使う必要もあったりします。
例えば、身震いと不安があるなら、「Anxiety - shuddering, shivering」の親類みたいな悪寒のルブリック「Anxiety - chill」に入っているレメディも、参考に一通り眺めてみるという、しなやかなアプローチもアリなのかなあ、と思いました。

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