2011/06/01

GENERALS : SPOTS

GENERALS : SPOTS
 - symptom occuring in

ジェネラル:点、ポイントで
 - 症状が特定の点/ポイント/箇所に起こる

さっきの解説ではかなりいい加減に「ここのポイント、あそこのポイント」とか、「あっちこっち」で、広範囲ではなく、点状とか、斑点のように… などと言ってしまいましたよね。
そこに突っ込みをいただきました。かんしゃ(笑)

N.U.さん:
最後の方なのですが、spots-symptom-occurring inはあっちこっちと小さな点で症状が起こるという事で、一カ所の点とは違うのでしょうか???

すごくいいご指摘ありがとうございます。

言葉だけみると、点が複数形 Spot + s になっているので、先程は「ここのポイント、あそこのポイント」「あっちこっち」と言ってしまいました。

ここにあるレメディを見ると、Kali-bi. (Kali bichromicum) なんかは、一カ所に小さく集中した片頭痛があったりしますね。他の症状や痛みも、点状に現れたりします。こちらは単数かもしれないし、複数かもしれない。(どちらの症状もSynopticに載っています。)
Kali-bi.は症状が「限定された範囲・点状に起こる」というのが特徴で、数は複数とか、あちこち、とは限らないようですね。

一方で、
PhatakのLac-c. (Lac caninum、メス犬の母乳)のマテリアメディカには、痛みが定まらない、症状の位置が定まらない、という記述があり、この場合なら「あっちこっち」って言ってもいいのかな、と。Lac-c.は、右側左側で交互に現れたり遊走する症状で有名です。

Spotは「点」という理解でいいと思うんですね。そこの点は周囲とは明らかに異なった状態で、曖昧だったり拡散してたり広範囲ではない症状なのでしょう。

GENERALS : Pain のルブリックにも Spotsというサブルブリックがありましたね。p. 2019。こちらともレメディが重なっています。